静岡県のN市で、ビジネスホテルを経営する北沼さん(仮名)は
父親の経営している旅館の後を継ぎました。

昭和56年
当時は銀行の強い勧めもあり、3億円の借り入れをし、6階建てのホテルに建て替えをしました。
ちょうどバブルの波に乗り、多いと きには宿泊客の他に
連日地元の人達の宴会が入り、売り上げも60〜70万円/日ありました。

その後バブルがはじけ、同時にホテルの売り上げも激減しました。
N市への出張は、ほとんどが日帰りとなり、宿泊客が減ってしまったのです。 

1泊の宿泊料金 6000円を下げることで、宿泊客確保の努力もしました。
しかし、宿泊客は多い日でも15人程度。
それに加え、外国人が来ると対応が出来ずに、みんな断っていました。

このホテル、3年前は1億5,000万円で売りに出したことがあるのですが
反響がありませんでした。
抵当権者であるS銀行から販売価格を下げたら
抵当権の抹消には応じないと言われてしまったのです。

先々月、北沼さんから久々に連絡があり
当社からS銀行の支店長に連絡して欲しいということです。

久しぶりに、北沼さんと話をしたら
1年前に破産をし、免責になっているというのです。
連帯保証人である奥様も一緒にです。

それでいて、S銀行は競売の申立をしてきません。
4月に支店長が変り、方針が出たようです。



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